債務整理する方法は?
債務整理とは、消費者金融やクレジットカードの使い過ぎで貯まった借金を抱えている多重債務者にを救済する自己破産に次ぐ威力のある方法です。
日本全国にはいわゆる多重債務者と呼ばれる人たちが140万人近く存在し、自己破産を申請する人たちは年間17万人もいると言われています。
多重債務者と呼ばれる一歩手前の状態で苦しんでいる人たちがいまだ500万人も日本には存在しているのです。
3つの債務整理の方法について
債務整理には、
@ 自己破産
A 任意整理
B 民事再生
この3つの種類があります。
自己破産とは、まったく財産がなく、返済期限が来てもお金を返せない状態の方が返済不能と裁判所に判断してもらい、法律で借金を棒引きにしてもらう事を言います。
任意整理とは、お金を借りている業者さんと和解指定、借金の利息を法律にのっとり上限でもある15%〜20%まで下げてもらい、先に支払った金利分を返還してもらい、その分を元本に充当し、減額した借金を36回ほどに分割し、返済する方法です。
民事再生とは、住居などを維持したまま、大幅に減額された借金を3年間で分割しそれを返済するという手続きです。減額された借金を支払い終えたら、その他の借金を法律上返済義務がなくなります。
自己破産を申請すると、自宅なども失い、生活が大きく変わりますが、任意整理や、民事再生を利用すれば、大きな変化がなくとも借金を返していくことが出来ます。
自己破産とは、裁判所に破産申請を申し立てするわけですが、まだ支払い能力がゼロでなければ、任意整理をお勧めします。
自己破産は最後の砦です
自己破産は実は簡単にはできません。
もし仮に、財産を隠していたりすることが発覚した場合は、免責不許可となります。
そもそも簡単に自己破産してしまっては、なぜ自分がそのようなことになってしまったかを全く考える事出来ず、結果また同じ生活を繰り返すことになります。
自己破産の前に債務整理(任意整理)をしましょう!
任意整理をするためには、司法書士の先生とお金を貸した業者との間で返済方法や返済額を交渉し、債務者が返せる範囲の支払い計画を立てていきます。
この方法が最も多いと言われています。
借金の催促が一度止まります
弁護士や司法書士に任意整理を依頼することで、返済の催促が一刻停止します。
ストレスから解放される瞬間です。
その後、冷静になってから返済計画を練り直し、返済活動に入ってください。
当然ではありますが、任意整理の手続きを行うと、過払い金の金利が戻ってきますし、これから返済を行っていく金額が減額されるのです。成果報酬で弁護士や司法書士にお支払いをしますが、それでも今までの返済額が大幅に減額されるので、やらない手はありません。
一度、返済シュミレーションを行ってみてはいかがでしょうか? 返済シュミレーション