ベトナム人に聞いたダイエット方法～シリーズ：ベトナム編

私の夢は、「世界中に友達を作ること！」なんです。そして、日本に住んでいても、日本人よりかは、外国人の友達が多いです。それでも、若い子の方が多く、そして「美意識」も高いのに、びっくりした経験があります。特に、発展途上国だと思っていたアジア圏の子たちと出会って、現地の話や、写真などを見せてもらい、そして共に仲良くなっていくと、ある事実に気付かされました。それが、「日本と変わらない」ということでした。めちゃくちゃスタイルの良いベトナム人に出会うと、本当にビックリします。「ダイエットしてるの？」と聞くと、「へ？」って顔されます。そして「何言ってる？私、痩せてるでしょ？」と、突っ込まれます。
どういう意味かと聞いたら、「痩せているからダイエットする必要ないでしょ～」と。そりゃ分かってるけど・・・
「ダイエットしたからそこまで痩せてるの？」と聞いたら、「ダイエットしてないよ～」という、ベトナム人を研究してみました！

　１．なぜ、ベトナム人はスリムなのか？

私が出会った、ベトナム人では、ほとんどの人が痩せていました。それでも「日本に来てから、太った。」と口を揃えて言います。「なんでだろうね？」と聞くと、「日本は美味しいものが沢山あるから～」という返事でした。確かにね・・・ベトナム人からも聞いたけど、他の国の人も言ってた。「日本は、すぐそこにコンビニもあるし～。いつでも食べられる。」と。考えてみると、そうなんですよね～。と私も思います。日本は、本当に豊かです。いつでも、どこでも、食べれるものが、手に届く範囲内にある。田舎にいかない限り、コンビニやスーパーや、レストラン、カフェ、いたるところに、ある。
これも、日本が肥満大国になる原因なのだと感じた。それこそ、「ダイエットするのが難しい」原因とも成りえるとさえ、感じます。無理もない。と思いつつ、それでも、ベトナム人に聞いた！「ダイエットの秘訣」をご紹介します！！

２．ベトナム人は、フォーを食べて健康的な食生活を心掛けている！

フォー、春巻き、生のカットフルーツ、そして、肉を食べない菜食主義の人が多いこと、更に、健康的なスポーツをしている
ことが、痩せている秘訣なのだと感じました。そして必ず、【一汁一菜（ご飯＋汁物＋おかず）】と呼ばれる昔の、日本型食生活に似ている食生活を送っているのです。ベトナム人に聞くと、必ず「フォーを食べる！」と答えます。フォーだけではなく、お米から出来た食品を食べているのに、気付きます。そして、「食べすぎない」ことを意識して、食べるのです。
面白いことに、私が必ず持っていく差し入れのお菓子を取る確率を比べたら、ベトナム人と日本人での割合では、日本人が手にする数が多いことにビックリしました。そして、ベトナム人はきちんと「断る」ことを知っているのです。決して「勿体無いから」という理由で食べようとはしません。残ったら廃棄すると分かっていて「勿体無い」と口にするのは、必ず日本人でした。
それらを踏まえてベトナム人に聞いてみました。「勿体無いと思わない？」と。そしたら「別に思わない。」という回答でした。
文化の違いなのでしょうか？それとも、ベトナム人では、廃棄処分にするほど、たくさんの食べ物がないのでしょうか？
その答えを見つけるのには、そんなに時間がかかりませんでした。それは、日本に根付いた固定概念と、ベトナム人の固定概念の
”違い”でした。このことに気付くまでに私は、何十年と時間を無駄にしてしまったのですが、そこに気付いた私は、ダイエットの
成功する秘訣さえ知ったのでした。

３．ベトナム人の食生活の特徴

・小麦粉を使わない料理が多いこと。米を使った料理が豊富。
・デザートの糖分が少ないのが多いこと。
・ビールを飲まない。
・運動が好きすぎる。
・子供と遊ぶのが好き。
・食事を何回かに分けて食べる。
・活動する量がハンパなく多い。
・ハーブの多い料理がたくさん。
・野菜たっぷりの具だくさんスープ。

人間は、お腹が空いている時間が長いと、一気にガッツリと食事を食べてしまいがちになります。ですが、ベトナム人は、お腹が空きすぎる前に、少しずる食べて、空腹にならないようにするため、食事の回数は1日に3〜5回に分けて食べるのです。ですので、1回の食事の量を減らすことで、回数を増やし、そうすることで食べすぎの防止へと繋がるのです。そして、多くのベトナム人は、朝早く起きて、朝食を食べ、お昼の12時頃にご飯を食べて、その後にお昼寝をするのです。そして夜の18時～20時に夜ごはんを食べ終えて、23時には就寝するという、規則正しい生活を送っているのが、痩せ体質なんだと実感しました。この簡単なことがなかなか出来ないのが、難しく感じます。

　４：ベトナム人はハーブを使ってるから痩せている？

ベトナム人は、必ず料理にバジルやコリアンダー、レモングラスなどのハーブ（香草）を使っています。それから、調理法などは関係なく、食卓にはたくさんの野菜が並べられます。たいていのベトナム人は、「健康のため」といいますが、ベトナムの宗教上、肉を食べないという国民が多いのも関係してるのではないか？と私は思ってます。なので、ベトナム人は、「菜食主義者」が多いですね。それプラス、日常的に野菜やハーブ（香草）を使う量が多いので、必然と、痩せ体質となるのではないでしょうか？そして、ベトナム人の特徴として、「料理の味付けは最後は自分で行う」ということです。ベトナムの国民食フォー（米麺）。この料理には「タレ」がついてくるのが多く、最後の味付けとしては料理人ではなく自分で調整が可能なのです。塩分や糖分の過剰摂取を減らす作用があると思われます。そして、タレの材料はヌク・マム（魚醤油）をベースに、ニンニクや唐辛子、レモン、ショウガなど香り、クセが強いものなので、タレ自体もソースのようにたくさんに使う必要がないのが、痩せる秘訣ともなっているのです。

　５：ベトナム人はよく働く！それが痩せる秘訣！

ベトナム人はよく働きます！よく動きます！積極的に日本人よりも動きます！話を聞くと、「これが普通」という答え。
ベトナム人は、ベトナムにいるときにも、よく動くのです。なので、日本人の私がどれだけ動かないのか？が分かると思います。
全て丸投げ出来るくらい、ベトナム人はよく動き、よく働きます。なので、必然と痩せるのでしょうね。今まで、太っているベトナム人を見たことがないくらいなので。そして、無邪気に遊ぶ。走り回る。子供がいれば、子供と全力で遊ぶ。老人には手を貸し、重い荷物を積極的に運ぶ。こういったところが、痩せる要因ともなっているような気がします。そしてダイエットだけではなく、人間の本来持っている「やさしさ」までもまだ覚えている、ベトナム人と触れ合うと、こちらまで、心が和みます。
昔の日本人のようですね。もっと日本人も見習う必要があるのだと感じます。

そんなベトナム人が毎日食べているフォーをご紹介♪

◆フォー 200g
☆ 鶏むね肉 150g
☆ 水 1000cc
☆ 鶏がらスープの素大さじ1
☆ 酒大さじ1
☆ 赤唐辛子（輪切り） 6個
★ ナンプラー小さじ4
★ オイスターソース小さじ1
★ 塩小さじ1/4

青ねぎ（長さ4cm） 2本
ライム（くし形切り） 1/4個
香菜の葉適量

～下準備～
１．フォーは約10分程、水に浸し、水気を切る。
２．もやしはひげ根を除いておく。

～作り方～
１．鍋に☆を入れ煮立て、約1分煮込み粗熱を取る。
２．鶏肉を取り出し、薄切りにする。
３．残りの☆に★を入れ煮立て、もやし・紫玉ねぎ・青ねぎをさっと茹でて、取り出す。
４．フォーを加え柔らかくなるまで煮込む。
５．器に盛り付けて、2・3・ライム・香菜をのせて、出来上がり♪

　まとめ

ベトナムでは夜の20時以降は食事を食べないという習慣があります。日本では、飽食の時代であり、深夜でもお腹が空けば、コンビニへ走っていけるという、いつでもすぐに食べられる食べ物や、調理済みの食品やお菓子が、数多く売られています。我慢しなくても、すぐに自分の欲求が解決してくれるというように、簡単に食べ物が手に入る環境に住んでいます。ですので、ベトナムと日本の食事の採り方に、明確な違いがあるのが分かります。そして、日本ではスパイスや香草はほぼ使わない生活ですし、フルーツは極たまに食べるという人がほとんどです。そして、どんなに「野菜中心の食生活」が、「身体にとって、健康的で良い。」
と分かってはいても、忙しいという理由から、ファーストフードやインスタントを食べてしまう日本人が多いのが事実ですね。